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[本]のメルマガ vol.671


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■■ [本]のメルマガ                 2018.02.05.発行
■■                              vol.671
■■  mailmagazine of books           [THE OTHER WIND 号]
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★PR★ 原 書 房 最新刊 ★ http://harashobo.co.jp/

『怖い女:怪談、ホラー、都市伝説の女の神話学』

沖田瑞穂
四六判 240ページ 本体各2,300円+税 ISBN:9784562054725

口裂け女、コトリバコ、貞子、伽耶子……Jホラーや都市伝説、怪談で描かれ
る恐るべき女たちは、なぜ恐れられるのか、どのように恐怖と結びつけられる
のか。「怖い女」の原型を世界の女神神話から解読する!

■CONTENTS------------------------------------------------------------

★トピックス
→ トピックスをお寄せください

★味覚の想像力−本の中の食物 / 高山あつひこ
→ 1『枕草子』 1「きらきら篇」

★ホンの小さな出来事に / 原口aguni
→ アースシーの風

★「[本]マガ★著者インタビュー」
→ インタビュー先、募集中です。

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■トピックス
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■トピックスをお寄せください
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 出版社の皆様、あるいは出版業界の皆様より、出版関係に関わるトピックス
(イベント、セミナー、サイン会、シンポジウム、雑誌創刊、新シリーズ刊行
など)の情報を、広く募集しております。

 情報の提供は、5日号編集同人「aguni」hon@aguni.com まで。

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■味覚の想像力−本の中の食物 / 高山あつひこ
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その20『枕草子』 1「きらきら篇」

 『枕草子』と聞くと古文の授業を思い浮かべてうんざりする方もいるかもし
れないが、私にとってこの本は、千年の時を越えてさせてくれるタイムマシー
ンのような読み物なのだ。この本の中にある食物を辿って、清少納言の魅力に
迫ってみたい。 
 
「えっ、清少納言って漢字を少し知っているからって、宮廷で私はこんな風に
人気者だったのよ、と言ってまわっている嫌な女じゃないの?」

と言う、あなた。
それは、ライバルの紫式部が日記に記した悪い噂。
信じてはいけません。

 もちろん、これはやりすぎじゃないかというところも時たまある。けれども、
なんといっても清少納言がすごいのはユーモアがあるところなのだ。情けない
自分の姿を書き、定子中宮のすばらしさを描く。その為には、いくら自分が笑
いものになってもいい。いや、みんなが笑いながら読んでくれれば、もっと楽
しい。そういう気概に満ちているから、誰もがこの扉を開けて千年の旅に出て
いくことができるのだ。
 
 そんな『枕草子』には、きらきらと美しい宮廷での生活や研ぎ澄まされた感
覚でとらえた美しくおいしい食物が描かれているのだが、同じくらいあたりま
えの食物やそれを食べる普通の人々の姿がユーモアをもって描かれてもいる。
 そして、千年という時を越えているのに、今も次から次へと新しい研究書が
出ている。そういう研究書を読んでいると、研究者たちが思いもかけないつっ
こみを入れていることがあって、思わず吹き出してしまうことがある。そんな
本は他にはない。これこそ『枕草子』という書物の魅力、というよりやはり清
少納言の人柄のなせるわざではないかと思うのだ。
 
 それではまず、「きらきらするような食物」から始めよう。
 引用するのは旺文社文庫版の段数と口語訳。( )内は、筆者の意訳。書き出
しも少し表記するので、その他の本で読むときは、そこから調べてみて欲しい。
 
「あてなるもの……削り氷にあまづらいれて、新しきかなまりに入れたる」
(四〇段)

 こんな風に、ある言葉に合わせて、いくつかのものを上げていくのを類聚と
いうのだそうだ。あてなるもの、つまり上品で美しいものとして、清少納言は
様々なものを思い浮かべていく。その中で、食物として真っ先にあげられるの
が、この「かき氷に甘いシロップをかけて新しい金属の器にいれたもの」なの
だ。金属の器というと、そう、少し前までは、ホテルやレストランや喫茶店で
は、アイスクリームが必ず銀色の足の付いたカップに入れて出されていたのを
思い出す。金属製のカップに入れると溶けにくいというのもあったろうけれど、
あのウエハスが添えられたアイスクリームには、なにか特別な感じが漂ってい
た気がする。

 蔦の樹液を煮詰めたものとされる甘葛(あまづら)という甘味料は、室町時
代にはすたれたとされているが、最近、奈良女子大学で再現実験がされたよう
だ。ホームページに行くとその方法や味わいなどが記されている。
 この甘葛(あまづら)も氷も特権階級しか手に入らない献上品の食物だから、
清少納言が実際にこんな風に食べたかどうかはわからない。憧れを込めてこう
書いたのだとも思える。

 この文章は、さらに続いていて、

「……いみじううつくしきちごのいちごなどくひたる」

で、閉じられている

「とても可愛らしい幼子がいちごなどたべているのも」

上品で美しいものにあげているのだ。

 そうか、苺ももうこの時代にあったんだという驚きとともに、幼児の赤い唇
に挟まれた真っ赤な苺のみずみずしさが感じられる文章だ。こういった子供の
可愛い瞬間を絵画や写真のように切り取って見せるのが、清少納言は実にうま
い。そして、千年前の人間も今の私も同じ感覚だと思う瞬間、古典は扉を開き
タイムマシーンに変身する。
 
 さて、それではかのライバル紫式部が嫌った、清少納言が描く宮廷生活の中
での食物を見て行こう。

「頭の弁御もとより、主殿司ゑなどやうなるものを……」

で、始まる第百二十八段。

「(藤原の行成さまからと言って使いの者が)絵のようなものを白い色紙に包
んで梅の花のとてもきれいに咲いたのをつけて持ってきた」

 けれども、それは絵ではなく、餅だん(へいだん)だった。

 藤原行成がふざけて、昼間に歩くこともできないほど醜い私が使いに持たせ
ますと言って贈ってよこしたのがこの餅だん。行成はさらに、お役所のやり取
りのような文章をつけてきたので、どう返事をすればいいのか清少納言は悩む。

 註によると餅だんは、二月の列見と八月の定考(六位以下の官吏を実見し選
抜する行事と、評価をして加階昇任を定める行事)に公卿などに供されるとあ
るので、イメージとしては、お役所の行事の後に配られるお弁当ということろ
か。なんだか、男性社会の食物という感じで、困った清少納言は、この餅だん
を配られた時は何か受け取りを出すのだろうかと人に尋ねるのだが、相手は、

「いえ、ただ食べるだけですよ」
 と言う。

 贈物にはお礼の和歌を返すのがその頃のきまりなのだが、清少納言は悩んだ
末に、紅梅を添えて、

「自分で餅だんを持って来ない『下部』はまことに『レイタン』だと存じます」
(自分で餅だんを持って来ないあなたって、とっても冷淡)
と、返答した。

 なんて気が利いているんだあ!と行成は感動してすぐやって来て褒めまくる。
こんなことを書くなんて自慢話のようで恥ずかしいと清少納言は言っているけ
れど、中宮も天皇も感心したと書いているから、もうこれは完全な自慢話。

 でも、それより気になるのは、餅だん!

 説明や註によるとガチョウや鴨の子を雑菜等に合わせたものを餠で包んで四
角に切ったものらしい。中国渡りの唐菓子とされているので、イメージとして
は中華まんじゅうかハンバーガーというところか。和歌より漢詩やお役所文の
方が似合いそうな食物だけれど、そういう男社会の言葉を使わず軽くいなした
ところが、行成や他の人たちにも受けたのだろう。

 餅だんは虎屋文庫で復元していて『和菓子を愛した人たち』という本やホー
ムページで、四角いサンドイッチのような画像を見ることができる。

 さて、次は復元されていない憧れの食物を見てみよう。それは、「青ざし」
というもの。

「三条の宮におはしますころ、五日の菖蒲の輿などもてまゐり、薬玉まゐらせ
などす」(二百二十五段)

 で、始まる物語。五月の節句に中宮のところに妹君や子供たち(皇女や皇子)
がやって来て、献上された薬玉を身につけたりしてわいわいがやがや楽しんで
いた時の事。

「青刺(あおざし)といふもの持て来るを」
(青ざしというお菓子が贈られてきたので)
 きれいな青い薄紙を優美な硯のふたの上に敷いて、その上にこのお菓子をの
せて中宮に差し上げた。

その時、
「ませごしにさぶらふ」
つまり、「垣根越しの品です」とさしあげたところ、中宮はすぐにその青い紙
を引き裂いてそこに和歌を書いてくださった。
(ここから先の和歌には、私の意訳をつけます)

 これは清少納言が古い歌、

「垣根越しの麦を食べたがる馬のように、近づけないあなたを慕っている」

という意味の歌を引用したもので、中宮定子はぴんと来たらしい。 

「みな人の 蝶や花やと いそぐ日も わが心をば 君ぞ知りける」

 清少納言が、これは麦のお菓子ですよと言いながら「いつも憧れています」
という気持ちを表し、定子が
「世の中の人が皆、若君たちに、いそいそと浮かれている時に、あなただけは
私だけを見ていてくれて、わかってくれているのね」

と返した、なんだか涙が出るような場面。この後、お産で身罷られてしまう中
宮定子と清少納言の心が通い合う名場面なのだが、ここは涙をこらえてお菓子
を見てみよう。

 註によるとこのお菓子は、
「青麦のもやしを煎り、臼で挽いて粉とし、糸のようにひねって作った菓子」
と、ある。モヤシ、つまり麦の種子から芽が出てきたところを炒って粉にして
練って作るお菓子だという。麦モヤシを乾燥させて麦芽を作り、米の粥に合わ
せて水飴を作る方法はすでに行われていたようだが、飴とは少し違う気もする。

 他の書物には
「麦の未熟なものを煎って皮を去り、そのまま臼で静かに挽き、糸のようによ
りよりにした菓子」
という説明があって、どちらが正しい製法なのかはわからない。

 唐渡りのお菓子という説や日本最古の菓子とする説もある。江戸時代までは
あったという話もあるので、いつか復元される日を楽しみに待とうと思う。

 さて、欲を言えばきりがないのだか、私としては「甘葛(あまづら)をかけ
た削り氷」も「餅だん」も「青ざし」も、その味わいについて一言書いてもら
いたかったなと思う。

 ここにあげたもので今すぐに味わえるのは苺だけ。「うつくしきちご」では
ないけれど、苺を食べる時はこの一文を思い出して「あてなるもの」を見出し
た清少納言に思いをはせてみようと思う。そして、あなたが恋人や子供と一緒
に苺を味わう時、そのくちびるにある苺は、きっと一千年の時の向こうと同じ
輝きを見せてくれるに違いない。

 こんな風に優雅に宮廷で暮らして、暇なときには草紙に文字を書き連ねてい
るような印象の清少納言なのだが、実はさっそうと牛車に乗ってドライヴにな
ど出かけたりしているのだ。
 
 次回は、そんな清少納言の笑える名場面の食物を見て行こうと思っている。


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『枕草子』          池田亀鑑校訂 岩波文庫
『平安朝の生活と文学』    池田亀鑑著 角川文庫
対訳古典シリーズ『枕草子』  田中重太郎注 旺文社文庫
『宮廷文学のひそかな楽しみ』 岩佐美代子著 文春新書 
『枕草子のたくらみ「春はあけぼの」に秘められた思い』
               山本淳子著 朝日新聞出版
『和菓子を愛した人たち』   虎屋文庫 山川出版社
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高山あつひこ:ライター(主に書評)。好きなものは、幻想文学と本の中に書
かれている食物。なので、幻想文学食物派と名乗っています。著書に『みちの
く怪談コンテスト傑作選 2011』『てのひら怪談庚寅』等

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■ホンの小さな出来事に / 原口aguni
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アースシーの風

 アーシュラ・クローバー・ル=グウィンさんが2018年1月22日に亡くなった、
と聞いたとき、失礼な話、まだ御存命であったことに驚き、大きな影響を受け
た作家さんとして、非常に残念に思った。

 大きな影響というのはやはりゲド戦記である。初めて読んだのはたぶん、小
学生のときだったと思う。確かそのときには女性作家であるとは知らなかった。

 で、どれくらい今、知っているかというとほとんど知らない。ということで、
Wikipediaを見てみた。

 アーシュラ・K・ル=グウィン(Wikipedia)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BBK%E3%83%BB%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3

 1929年10月21日にカリフォルニア州バークレーで生まれた。父親はドイツ系
の文化人類学者のアルフレッド・L・クローバーで、1901年にコロンビア大学
でアメリカ合衆国初の人類学の博士号を取得し、カリフォルニア大学バークレ
ー校でアメリカで2番目の人類学科を創設した。母親は、夫が研究で係わった
アメリカ最後の生粋のインディアン「イシ」の伝記を執筆した作家のシオドー
ラ・クラコー・ブラウン。(中略)この年代においては、カトリックの聖女で
ある聖ウルスラ(Saint Ursula)は、教会典礼暦に掲載される聖人で、その祝日
はこの日だった。このため、聖ウルスラに因んで、アーシュラ(Ursula)と名づ
けられた。(中略)子供時代は、父親がカリフォルニア大学バークレー校で教
えていた関係でバークレーで育つ。神話、伝説、おとぎ話や、ポードリック・
コラム、アスビョルンセンの本をよく読み、父からはインディアンの伝説を聞
かされた。(中略)10代にはロード・ダンセイニを愛読し、また兄たちとSF雑
誌を読み、好きな作家はルイス・パジェットだった。大学はラドクリフ・カレ
ッジに進学、フランスとイタリアのルネサンス期文学を専攻し、コロンビア大
学で修士号を取得している。1953年にフルブライト奨学生としてパリに留学し、
その後フランスに渡り、そこで知り合った歴史学者チャールズ・A・ル=グウィ
ン(Charles Le Guin)と知り合い、その年に結婚。帰国後に夫は州立ポートラ
ンド大学の教授となり、オレゴン州ポートランドに住む。

 子どもながらに、魔法のひとつかのような不思議な名前にも魅了された。そ
れはこういう経緯で生まれたのかと納得した。

 名前が変わる、というのは現代の日本の男性にとってはあまり馴染みのない
体験だが、女性は結婚すると名前が変わる。そういうこともあって、ゲド戦記
では真の名というコンセプトになったのかな、と『闇の左手』を読んだときに
思った。

 SF作家でありながら、どちらかというと、一般的にはファンタジーで評価
されている不思議な作家。ゲド戦記は『影との戦い』『こわれた腕輪』『さい
はての島へ』で三部作だと思いきや、『帰還 - 最後の書』『アースシーの風』
『ゲド戦記外伝』と続く。

 確か、家に全部あったはずなのだけれども、いざ、探してみるとなぜかこれ
が消えている。売ったり捨てたりした記憶はないから、誰かに貸したのかもし
れない。唯一、本棚に残っていたのが『アースシーの風』だった。しかも意外
なことに、未読だったことに気が付いた。

 ここから先は、ゲド戦記シリーズのネタバレ要素を含むので、未読で知りた
くない方は飛ばしてください。

 ゲド戦記シリーズは子どもの頃に出会って何度も何度も読んだので、かなり
自分の人生脚本にも影響を与えられている。『影との戦い』は1968年、『こわ
れた腕輪』は1971年というから、ほぼ私が生まれた頃の作品だ。そして、おそ
らく多くのクリエイターの方にも影響を与えただろうから、その方々が繰り返
し繰り返しそのモチーフを使うことにより、かなり刷り込まれているように思
う。

 例えば、宮崎駿さんは相当なファンであったらしく、ナウシカの前にゲド戦
記を映画化したかったらしい。で、考えてみれば、ナウシカはきっとゲド戦記
をやりたかったのではないかと思う。竜の代わりに王蟲ってことである。イメ
ージ的には『さいはての島へ』だろうか。

 私がいちばん好きな宮崎作品はラピュタだけれども、これは『こわれた腕輪』
のモチーフである「因習に囚われた少女を救う」を使ったものとも思える。

 最初の作品『影との戦い』はどうだろう。これはなかなか再物語化しにくい
作品だが、よく考えると『鋼の錬金術師』にも通じるところがある。Wikipedia
によると、魔法学校というコンセプトはハリー・ポッターにも影響を与えたと
いうことなので、そのインパクトの大きさがわかるというもの。スターウォー
ズの暗黒面の考え方にも影響を与えているかもしれない。

 しかし、これらの作品は決してゲド戦記ではない。超えるとか超えないとい
う話ではなく、すべてエンターテインメント化しており、もともとのル=グウ
ィン作品が持っている「暗さ」というものが抜け落ちている。

 この「暗さ」が実はル=グウィン作品の特徴でもあり、オリジナリティでも
あるように思う。ではその「暗さ」というのがどこから来るかと言えば、その
文章で描かれる世界そのものの描写もあるが、ル=グウィン作品に共通した人
間への視線ではないかと思う。

 自己が分離してそれを探す旅。役割を演じることを許容された少女の自己解
放。そして生と死を巡る旅…。ル=グウィンはインディアンなど西洋とは異質
の文明が持っていた思想を西洋風のファンタジー世界に持ち込んで、私たちの
生き方を問うてきているように思える。

 最終巻『アースシーの風』では、非常にインパクトのある形で西洋世界の思
想的崩壊が語られる。西洋世界の力の象徴である竜は去って行き、その代わり
に人々は「死の恐怖」から解放されます。野蛮民族であるはずのカルカド人が
持っている「輪廻」の思想を受け入れることにより、平穏で愛に満ちた生活を
送ることが、死の恐怖に怯え、力を得て世界を支配しようとすることよりも尊
いのである、といった物語の結末を迎える。

 この物語はハッピーエンドなのでしょうか? 3組の男女の愛が結実するこ
とで物語が終わる。しかし読み手は何か重いものをずしんと渡されたようで、
決して良かった良かった、と思えるような読後感ではない。(少なくとも大人
が読むと。)

 それは以前、私たちの世界が思うようにならないものを何とかしようとする、
竜が去る以前の世界であるからではないだろうか。この物語が描かれたのは、
2001年。おそらくこの物語を幼少期に読み、影響を受けたクリエイター達がも
やもやした読後感から新しい物語を生み出していったとき、世界は変わってい
るのかもしれない。『アースシーの風』の原題は、THE OTHER WIND。まさに別
な風が吹き始めた世界のお話。

 お悔やみを申し上げるとともに、彼女の想いが世界を良い方向に変えること
を信じつつ、祈りたいと思います。そして、自分に何ができるのか、ちょっと
考えてみたくなりました。

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■「[本]マガ★著者インタビュー」:
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 メールにて、インタビューを受けていただける印象に著者の方、募集中です。
 【著者インタビュー希望】と表題の上、
 下記のアドレスまでお願い致します。
 5日号編集同人「aguni」まで gucci@honmaga.net

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■あとがき
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 2月目にして、またも配信遅くなりました。来月はもう少し早めに送れるよ
うに、もう少し頑張りたいと思います。

 ってか、『アースシーの風』のゲドに倣って、穏やかで落ち着いた生活を目
指したいと思います。(aguni原口)

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